高松に半引っ越し

自宅⇔香川を行ったり来たりの日々をつづります!

今回は上がったり落ちたり。

先週の木曜日にこっちに来たんだけど、最初は高松ハイで元気元気だったのだ。

金曜日はあちこち買い物行って~るんるん。

土曜日はうどん界の有名店『竹 清』でうどんを食べて、映画『A2-B-C』の上映会へ。
映画はとっても悲しくて、せつなくて、深い内容だった。

そのあと宮城県山元町からいらした「Mさん」の講演会。
この人は、ご自分も被災したのに、避難所や地域の人たちのために仕事を辞めてボランティアとして
地元の人の力になって、ずっと活動している方。
とても明るくてパワーのある人だった。

講演の後、交流会に誘ってもらって参加、1次会終了のあと、数名で2次会へ。
大人なバーに連れて行ってもらったんだけど、笑って笑ってとっても楽しかった。
でも真理さんをホテルまで送って行ったときに、真理さんが「毎日怖い夢みるんよ、震災からもうずーっと。だからあーまた怖い夢みるんやーって慣れてきてしもうて。」と仰ったの、
「毎日明るく暮らしてるのに、やっぱり心の奥にはなんかあるんだねえー。」と。
真理さんは新婚さんで、「毎日ハッピーですよ!」って言ってたけど。

そんなすごい体験をしたのに、明るくできるってホントにすごい人だと思う。
理屈じゃないんだ、困ってる人がいたら助けるでしょう!?って自分も困ってるのにね。

昨日は島で、ゆっくりこれからのことを考えようと思って行ってみた。
最初「かもめや」さんに行ったら、こえびさんと島在住のまりちゃんもきて、小野さんと4人で
ずーーーっとおしゃべりしてしまって。

12時に行きますと朝連絡しておいたカフェに、1時間半も遅れて到着。
カフェのブログを見ていて、女性がやってらっしゃると思っていたら、おっちゃんしかいなくて、
ちょっとショック~。

でもここからがヤバい坂を転げ落ちてしまったんだよね、その時はきづかなかったんだけど。
なんとなく身の上話になってきて、おっちゃんが好意的に聞いてくれるもんだから、あれこれ
話してしまったんだけど、自分でもわからなかったけど、話しすぎたんだ。

帰りの船まで軽トラで送ってくれて、雨降ってたし助かったんだけど、船ですごーく疲れててぐったり。
雨の中、自転車でやっと帰ってきて、しばらくしたら電話がかかってきた。おっちゃんだった。

「メールしたけど、届いてますか?」っては?昭和か!?
「きてませんけど・・・」なんちゃら、もう一度アドレス送ることになっていったん切る。メールくる、
来ましたと返信打ってたらまたメール来る「届きましたか?」・・・むーん。

やっと返事を送ったら、今度は電話が。もうかんべんして~~
でも切れなくて、テキトーにはなしてたけどすんごい長くなって、ヘロヘロ。

初対面の人に、いろいろ話すのはやめようと金曜日に思ったばっかりだったのに。
なんでこっちだとガードが外れてしまうんだろう?
あっちでは誰にもわかってもらえないし、話せないけど、こっちだと聞いてもらえるからかもね・・
共感してもらえて、同情してもらえるからかもね・・・
こっちで詐欺師にあったらコロッといくね、こりゃ。

相当、精神的にヤバいのかもしれん。
夜は暗くて怖い。
電気つけたままでないと寝れない。
1人が怖いんだな。
避難しても汚染地に帰ってしまう人の気持ちが、わかったような気がする。
人間は弱い。
1人では生きていけないんだ。

母子避難してお母さん1人で頑張ってるひとはすごいと思う。
ほんとにほんとに、避難先の人は支援してあげてほしい。

私は4月から一人でもこっちで暮らそうと思っていたけど・・・
末っ子が来るなら暮らせる。
でも一人ではたぶん壊れるな・・・